はじめに:海風がもたらす建物の悩みと、知っておくべき対策の基本
海に近い地域にお住まいの方、あるいはこれから建築を考えている方にとって、海から運ばれてくる塩分が建物に与える影響、すなわち「塩害」は非常に大きな関心事でしょう。塩害は、建物の美観を損なうだけでなく、構造材の劣化を早め、大切な住まいの寿命を縮めてしまう可能性があります。
特に、建物の外側を覆う外壁や屋根は、常に塩分を含んだ潮風にさらされており、適切な対策が不可欠です。
この記事では、建物の維持管理に関心を持つ皆様、特にサイディングやガルバリウムといった建材の特性を理解し、長期的なメンテナンスを検討されている方々に向けて、塩害の基礎知識から、建材や塗装の選び方、そして日々のメンテナンス方法までを、建築・塗装のプロの視点から詳しく解説します。
1. 塩害のメカニズムと、ご自宅が受ける影響のレベル
1-1. 海岸からの距離が鍵:被害レベルの目安となる地域区分
塩害の被害の程度は、海からの距離や地形、風向きによって異なりますが、一般的に以下の目安で分類されます。
| 地域区分 | 海岸からの目安距離 | 建材への影響度 |
| 重塩害地域 | 200m~500m以内 | 非常に強く、金属の腐食が急速に進むため、特に厳重な対策が必要。 |
| 塩害地域 | 500m~2km以内(地域によっては7kmまで) | 強い影響があり、建材の選定や定期的なメンテナンスが必須となる。 |
| 一般地域 | 2km(または7km)以遠 | 影響は少ないが、台風などの強風時には塩分が飛来する可能性がある。 |
ご自宅がどの区分に該当するかを知ることは、適切な対策を講じるための第一歩となります。
1-2. 外壁・屋根の素材別にみる塩害の具体的なダメージ
塩害は、建物の素材によって異なる形でダメージを与えます。
•金属部分(ガルバリウム鋼板、手すりなど):塩分は金属の酸化を促進し、サビの発生を早めます。人気のガルバリウムは耐食性に優れていますが、塗膜の剥がれや傷、切断面などからサビが進行することがあります。
•窯業系サイディング:表面の塗膜が劣化すると、塩分が内部に浸透し、ひび割れや塗膜の剥がれ、変色といった症状を引き起こします。
•コンクリート・モルタル:塩分が内部の鉄筋を腐食させ、コンクリートが膨張・剥落する「爆裂現象」の原因となり、建物の構造的な強度にも影響を及ぼします。
2. 塩害から家を守る!最適な外壁材と塗料の選び方
2-1. 塩害に強い外壁材の選択肢:樹脂系サイディングとガルバリウムの特性
塩害対策を考える上で、外壁材の選択は非常に重要です。
•樹脂系サイディング:塩化ビニル樹脂を主成分とするこの建材は、塩分による腐食の心配がなく、塩害対策として最も推奨される素材の一つです。
•ガルバリウム鋼板:軽量でデザイン性も高い素材ですが、金属であるため、塩害地域では特に高耐久な塗料で表面を保護することが、長持ちさせるための鍵となります。
•タイル:無機質で塩分が付着しにくく、耐久性も高いですが、初期費用が高くなる傾向があります。
2-2. 既存の外壁を保護する:塩害対策に特化した塗料のメリット
塗り替えリフォームで塩害から家を守るためには、塗料の選定が非常に重要です。
•フッ素塗料:非常に高い耐候性を持ち、塩分や紫外線に強く、汚れも付着しにくい性質があります。耐用年数が長く、塗り替えの頻度を減らすことができます。
•無機塗料:無機物を主成分とし、フッ素塗料以上の耐久性を持つものもあり、長期的に建物を保護する効果が期待できます。
•シリコン塗料:コストパフォーマンスに優れますが、塩害の影響を受けやすいため、海沿いの地域では、よりこまめなメンテナンスが必要になることを理解しておくべきです。
3. 長期的な安心のために:メンテナンスとコストの考え方
3-1. 定期的な高圧洗浄で塩分を洗い流すメンテナンスの重要性
塩害地域での最も基本的なメンテナンスは、定期的な高圧洗浄です。
•目的:外壁や屋根に付着した塩分を洗い流し、建材の劣化を遅らせること。
•推奨頻度:台風や強風の後、または半年に一度程度の洗浄が理想的です。
•注意点:ご自身で行う場合は、塗膜を傷つけないよう水圧に注意が必要です。専門業者に依頼することで、適切な方法で洗浄してもらえます。
3-2. 初期投資と長期コスト:塩害対策にかかる費用の考え方
塩害対策に特化した塗料や建材は、一般的なものに比べて初期費用が高くなる傾向があります。しかし、これは長期的な視点で見ると、決して高い買い物ではありません。
•長期的なメリット:高耐久な塗料を選ぶことで、塗り替えの回数が減り、その都度発生する足場代などの大きなコストを削減できます。また、塩害による建物の深刻なダメージを防ぐことで、将来的な大規模修繕の費用を回避することにもつながります。
4. まとめ:塩害に負けない、安心できる住まいづくり
海沿いの地域での住まいづくりやメンテナンスには、塩害という特有の課題が伴います。しかし、適切な建材の選択、高耐久な塗装、そして定期的なメンテナンスを行うことで、大切な家を塩害からしっかりと守り、長く快適に暮らすことが可能です。
特に、サイディングやガルバリウムといった建材の特性を理解し、塗膜の状態を定期的にチェックすることが、早期の対策につながります。
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